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特定非営利活動法人 早稲田成年後見サポートセンターは成年後見制度を専門とするNPO法人です。

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研修会開催レポート

認知症サポーター養成講座 及びパネルディスカッション「成年後見制度の概要と必要性」

  平成2491()に、葛飾区の「かつしかシンフォーニヒルズ」において、葛飾区の後援のもと区民公開セミナーとして、東京都行政書士会葛飾支部主催の研修会「認知症の理解と成年後見」が開催され、当法人は企画・運営において全面的にご協力させていただきました。その開催報告をさせていただきます。

 当日は、公務多忙の中、葛飾区から青木区長と野上じゅん子都議にもご参加いただき、また休日にもかかわらず葛飾区一般区民25名、その他専門職を含む合計78名もの多数の参加がありました。

<構成>

1.ご挨拶

主催者:東京都行政書士会葛飾支部 支部長 古谷武志 様

ご来賓:葛飾区長 青木克徳 様 、東京都議会議員 野上じゅん子 様

2.第一部「認知症サポーター養成講座」

講師・キャラバン・メイト:高橋正衛(早稲田成年後見サポートセンター会員
                  主任ケアマネージャー・社会福祉士・介護福祉士)

3.第二部 パネルディスカッション「成年後見制度の概要と必要性」

パネラー:葛飾区福祉部高齢者支援課長 横山雄司様

松原章敏様(行政書士・葛飾支部)

高橋正衛(当法人会員・第一部講師)

金田浩一郎(当法人理事)

司会進行:河上浩朗(当法人理事長)

4.質疑応答

 <経過>

まず、ご来賓の青木克徳区長からは高齢化社会の進行と共に認知症等の方々も増加している現状と区の成年後見制度の進め方等のご挨拶をいただきました。

続いて、第一部「認知症サポート養成講座」(下記※参照)に移りました。当該講座は、通常都道府県・市町村等の自治体や職域団体・企業、町会・自治会等と「キャラバン・メイト」の協働で行われますが、今回初めて行政書士会が実施主体となり開催される運びとなりました。

 講座は福祉専門職である高橋正衛の豊富な実例を基に分かり易く、楽しく進行されました。認知症高齢者に対する接し方の「3つのない」(驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない)が大事であること、認知症予防の十か条等のすぐに役立つお話も数多くお話しさせていただきました。また、認知症の方の想いを綴った詩「手紙 親愛なる子供たちへ」の朗読では目に涙を浮かべる参加者も。その中で、認知症者を取り巻く環境(金融機関、介護契約、施設・病院の対応、親族による虐待等)が大きく変化してきたこと、その変化への対応として後見制度が極めて有益な制度であるということも講義致しました。

 次に、第二部パネルディスカッション「成年後見制度の概要と必要性」では、成年後見制度の概要から入り制度利用のタイミング、後見人の業務、後見人への報酬、申立て及び制度利用に掛る費用等に付いての解説を経て、行政機関・福祉専門職・NPO法人・行政書士として、各々違う立場から成年後見制度に深く関わっているパネリスト4名によって1時間にわたり経験談を交えた内容の濃いディスカッションが行われました。

 最後に、パネラーの方々に残っていただいたうえで、参加者からの質疑応答に入りました。今回のパネルディスカッションでは区民公開の研修会ということもあり、成年後見制度について区民の方にご理解いただく事を考慮したテーマとしましたが、実際、参加した区民の方から「制度の利用をどこに相談したら良いのか?」「申立て費用の資力がない場合は制度の利用ができないのか?」という率直な質問もありました。これに対して横山様より「区役所、高齢者総合相談センター(地域包括支援センター)のご案内をしていただくと共に、資力がない方には区長申立てという制度も用意されている」など大変丁寧なご回答をいただきました。

 終了後は、別室にて青木区長、横山課長や講師・パネリストの方々他、数多くの方にお集まりいただき労をねぎらい懇親を深めました。

 総括

 今回の開催に当たっては区民の皆様に認知症や成年後見制度についての広く理解をいただきたいとの思いから、葛飾区内の施設や葛飾区内鉄道駅への案内のビラ設置等を行った結果、数多くの一般区民の参加があり、少しでも認知症や成年後見制度の理解をいただく機会となれたことと思います。

またセミナー終了後に回収したアンケートにおいても一部、二部を通して認知症、成年後見制度への理解が深まった、行政の担当者からのお話を伺えてよかった等の回答が多く寄せられ、今回の開催主旨が深く伝わったと感じられました。

 また終了後の懇親の場でも、今後の区の取り組みに対する姿勢などについてより詳しいお話をお聞きすると共に、成年後見人の現状をお伝えすることができ、今後の業務遂行につながる充実した時間となりました。

 今回の研修会を開催するにあたりパネリストとしてご参加いただいた葛飾区福祉部高齢者支援課長横山雄司様、開催に向けてご尽力いただいた、葛飾区管理福祉課坂井課長、竹内係長、広報課吉川課長、高齢者支援課信開氏にこの場を借りて心よりお礼を申し上げる次第です。

 
※「認知症サポーター養成講座」とは厚生労働省<認知症を知り地域をつくるキャンペーン>の一環として実施され、講師役であるキャラバン・メイトが地域や職域団体等を対象に、認知症の正しい知識やつきあい方についての講義を行う住民講座です。講座を受講すると「認知症サポーター」として認定され、オレンジ色のリング(通称オレンジリング)が交付されます。


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