長期入院中の財産管理|個人|ご相談事例集|早稲田成年後見サポートセンター

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CASE10長期入院中の財産管理

個人

ご相談内容

現在、病院に長期入院している親戚がいます。自宅は賃貸なのですが、病院の入院費と自宅の賃料支払いで、本人の財産が目減りしてきています。医師の話によると、身体の機能も低下し、認知症も出始めているので、今後在宅復帰は難しいと言われています。また、近いうちに、退院か転院を行うようにとも言われています。私も、仕事があるためこれ以上関わることは困難なのですがどうすれば良いでしょうか。

回答

 今後の在宅復帰が厳しいと思われる中、家賃と入院費を同時に支払い続けることは困難であろうと思われます。財産が底をつく前に賃借物件を解約し、賃料相当額を療養費に充てることが必要です。ただ、契約者であるご本人以外の方が勝手に賃貸を解約することには問題があります。また、ご親族ということで可能であるとしても、今後の転(退)院手続きや財産管理の必要性を考えると、成年後見人等を選任し、その成年後見人等にこういった手続きを代理して行ってもらうのが良いと思われます。
 なお、病院では住民票を異動することができないため、賃貸を解約することには抵抗があるかと思いますが、財産が底をついて借金まで負ってしまうという事態に陥る前に、ご親族等の住所に住民票を置かせて頂くか、住民票を移転できる終身施設等への入居を早急に検討していく必要があると思われます。

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