長期入院患者の財産管理|医療・福祉|ご相談事例集|早稲田成年後見サポートセンター

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CASE04長期入院患者の財産管理

医・福

ご相談内容

私は、現在医療機関にて医療相談員を行っています。当医院は療養型の病院であるため、長期に渡り入院されている患者様が多数いらっしゃいます。こういった患者様の日常的な金銭管理は病院でも行っているのですが、一部の患者様は保有資産が多額であるため、病院側が管理する金銭の額もかなり多額になってしまっています。
 当医院としては、今後もこのような金銭管理を継続することはコンプライアンス上の問題や後々のご親族とのトラブルが想定されるため、管理を外したいと考えています。どうすればよろしいでしょうか。

回答

精神病院や長期療養型病院では、患者様の入院期間が比較的長くなるため、病院側が患者様の日用品の購入等のための小口の金銭管理を行うことはどうしても必要となってきます。
 しかしながら、親族等の支援者がいない方の場合、病院側が患者様の年金等が振り込まれる通帳等の管理までしなければならない場合があり、管理額が多額になってしまうケースがあります。このような管理を病院側が事実上行うことは、ご質問のような問題に巻き込まれる場合が大いに想定されます。
 このようなケースにおいて私共が後見人等を行う場合は、ご本人の通帳等を全て管理し、1~2か月に一度の定期訪問の際に、一定額の小口金銭を病院に預けるという方策を取っております。このようにして、役割を分担しながら金銭管理を行ってくのが望ましいのではないでしょうか。

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