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Activities of Daily Livingの略で「日常生活動作」と訳されます。
起床、着替え、移動、食事、トイレ、入浴など日常生活を送るために必要な動作のことを指します。
これらの動作は日常生活の質を左右するため、それぞれの動作が可能か否が、介護の現場で高齢者の生活能力の尺度として用いられます。

同様の場面で用いられる語句として、IADL (Instrumental Activities of Daily Living)があります。「手段的日常生活動作」と訳され、日常生活を送る上で必要な動作のうち、ADLより複雑で高度な動作を指します。具体的には、買い物、洗濯、掃除等の家事全般、金銭管理、服薬管理、交通機関の利用、電話の応対など、ADLより複雑な対応や判断を必要とする動作を指します。

一歩進んだ用語として「QOL」があります。Quality of Lifeの略で社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。

補足

ADLの評価

ADLの評価は、介護者の主観で判断するものではなく、定められた評価スケールがあります。中でも、よく知られるFIM(Functional Independence Measure)と呼ばれる評価方法では、各動作を「運動項目」と「認知項目」の2つに分類し、どの程度の介助が必要なのか、細かな採点基準が設けられています。

運動項目
  • セルフケア:食事、整容、清拭、更衣(上半身)、更衣(下半身)、トイレ
  • 移乗3項目:ベッド・車椅子、トイレ、浴槽
  • 排せつコントロール2項目:排尿、排便
  • 移動2項目:車椅子・歩行、階段
認知項目
  • コミュニケーション2項目:理解(聴覚・視覚)、表出(音声・非音声)
  • 社会的認知3項目:社会的交流、問題解決、記憶

上記の運動項目の13項目と認知項目の5項目をそれぞれ各1から7の7段階で評価します。
このFIMで各項目の点数を算出することで適切な介助がわかり、過度な介護による能力低下を防止することができます。一般的に利用されている評価手段であることから複数の医療機関・介護施設で介護をする際の基準としても利用可能です。

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